網代トンネルの怪


  私の友人から聞いた話です。
  今から10年ほど前、横浜に住んでいた友人は大学のサークル仲間4人と車で伊豆へ旅行 
 に行きました。
  夜の方が道がすいているということで、深夜に横浜を出発したそうです。
  皆さんもよくご存じと思いますが、熱海から伊東へ行くところは網代といって、断崖絶壁が続
 くカーブの非常に多い道です。
  その途中に網代トンネルという、長くまっすぐなトンネルがあります。

  そのトンネルを通ったとき、その中を一人で歩く白い服を着た女性を見たのです。
  その女性は深夜にも関わらず、不思議と薄青白くぼんやりと光っていて何となく透き通り、 
 背後の景色が見えるような気がしたそうです。
  それを見た4人は、急にお互い顔を見合わせて、非常に重苦しい沈黙の中「今見たことは 
 何も言うなよ!」という無言の訴えを、冷や汗を流しながらしたそうです。

  そして、すぐにアクセルを急にふかし、猛スピードでトンネルを抜けようとしました。
  トンネルを出たところは急カーブで、間一髪事故は免れたと言ってましたが、相当危なかっ
 たそうです。
  後で、その運転していた人に聞いたところ、「その女の人が突然こちらを向き、迫ってくるよ
 うに見えたので、早く逃げ出したかった」と、猛スピードの理由を語ったそうです。

  自分も以前、伊東に住んでいたこともあり、熱海の名所「錦ヶ浦」等へも何10回と行ったこと
 があります。
  が、錦ヶ浦より断然怖いです。
  ひょっとして錦ヶ浦と何かの関係があるのでしょうか??


  



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